アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)
フルート(ヴァイオリン)協奏曲集作品8「四季」
トリオ・ソナタ ト短調
工藤重典(フルート)
指揮 ジャン=フランソワ・パイヤール
パイヤール室内管弦楽団
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ヴィヴァルディの「四季」は、ヴァイオリン協奏曲としてあまりにも有名な曲ですが、ヴァイオリン・ソロの部分をフルートが演奏する、フルート協奏曲になっています。ヴァイオリンのために作曲されたものを、フルートで演奏するのは至難を極めると思われるので、限られた名手しか演奏できない難曲だろうと思われます。 聴いてみると、ヴァイオリンと違って典雅で流麗な響きは、フルートならではのものです。ただ、楽章によっては管弦楽の響きに、フルートが埋没しているのが残念なところです。 |
| SONY SICC-95 (録音) ★★★★★ (2022.07.08) |
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ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)
管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV.1067
管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV.1068
ブラデンブルグ協奏 第5番 ニ長調 BWV.1050
カールハインツ・ツェラー (フルート)
指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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第2番、第3番、ブランデン第5番と最もポピュラーな曲を集めた一枚。もっとも、カラヤンは管弦楽組曲については、第2番と第3番しか録音していないそうだ。 冒頭を聞いた瞬間、シンフォニックな演奏だとわかる。室内管弦楽団の演奏と明らかに違う響きである。第2番は、フルートが活躍する曲だがオーケストラの演奏に少し埋没しているように感じられる。
第3番は、第2曲の「エア」が良い。映画音楽のような演奏で、恋人同士が海岸線で白白と夜が明けていくのを眺めている。といったシーンに流れる音楽に最適だろう。 カラヤンらしい情感たっぷりの演奏ということだ。
ブラデンブルグは、スマートで洗練されたカラヤン流の演奏だと思える。 いずれの曲も1964年の録音なので、音質は今一なのが少し残念だが、お勧めの一枚 |
ユニバーサルミュージック UCCG-5234 (録音) ★★★★★ (2022.04.30) |
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アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク (1841-1904)
交響曲第9番ホ短調 作品95 「新世界より」
指揮 レナード・バーンスタイン
ニューヨーク フィルハーモニック
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懐かしいディスク・ジャケットに惹かれて、バーンスタイン指揮ニューヨークフィルの新世界を買ってしまった。 昔々、「360サウンドステレオ」という宣伝文句でLPが発売されいた。 このCDも当時と同じ写真が使われていて、懐かしさのあまり買ってしまったという次第。 今回購入したのは、シングルレイヤー(高音質な2chSACD層だけに特化したディスクのこと)で、より当時音が再現されているようだ。 ゆったりとした出だして演奏されるが、突如テンポが速くなる。第2楽章は、流石に普通のテンポになるが、第3楽章、第4楽章は、また速くなる。ニューヨークフィルもこのスピードに、よくついて行っている。若き日のバーンスタインなので、力強くグイグイ押していく演奏には引き込まれて行く、素晴らしいものだと思う。 |
SONY SRGR-708 SACD (録音) ★★★★★ (2022.03.24) |
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ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759)
オラトリオ 「メサイア」 全曲
キリ・テ・カナワ(ソプラノ) アンヌ・ゲヴァング(アルト)
キース・ルイス(テノール) グウィン・ハルエル(バス)
指揮 サー・ゲオルク・ショルティ
シカゴ交響楽団 合唱団
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ヘンデルの音楽は、小編成のピリオド楽器で演奏するのが、現在の主流になっている。作曲当時演奏形態で、当時の人々が聴いていた音楽を聴くなら、こうでなければならないように思える。しかし、モダン楽器のフルオーケストラでの演奏を、聴き慣れている現代では何か物足りないように思える。 ショルティは、49名のオーケストラ、100名コーラスという中規模の編成を選択している。演奏は、合唱が充実して劇的表現が素晴らしい。 ソリストでは、キリ・テ・カナワとキース・ルイスがよい。 ピリオド演奏ではできない迫力のあるメサイアを聴くことができるが、これは人により評価がわかれるところである。 |
ユニバーサルミュージック UCCD-3757/8 (録音) ★★★★★ (2022.02.01) |
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ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)
円舞曲「美しく青きドナウ」作品314
トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
皇帝円舞曲 作品437
ポルカ「雷鳴と電光」作品324
円舞曲「南国のばら」作品388
ピチカート・ポルカ
アンネン・ポルカ 作品117
常動曲 作品257 |
指揮 カール・ベーム
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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ベームと言えば、ベートーヴェン・シューベルト・モーツァルト等の交響曲というイメージですが、ベームはアンコールにウインナワルツを演奏したそうだ。
ボスコフスキーの舞踏会のような指揮ではなくて、ややシンフォニックな演奏である。カラヤン指揮のベルリンフィルの演奏とよく似ているように思える。ただ演奏がウィーンフィルなので、ベルリンフィルとは雰囲気が違うように思える。 録音は、ウィーンとだけ記されているので場所はわからないが、本拠地のウィーン楽友協会大ホールでの録音かもしれないが、音の響きがよく録音されている。少し過多と思えるほど録音されているが、これはSACDだからかも知れない。 |
| タワーレコード PROC-2315 SACD-HYBRID (録音) ★★★★★ (2022.01.11) |
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お正月 夏は来ぬ 春の小川 花 故郷 仰げば尊し
蛍の光 浜辺の歌 冬の星座 埴生の宿 荒城の月
春が来た 茶摘 花のまわりで 他全52曲 |
ボニー ジャックス
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ボニージャックスが歌う文部省唱歌です。このような唱歌集は、多くの歌手が歌っているので聞き飽きたと思う人も多いかと・・・
このアルバムの違うところは、編曲がユニークなのです。宮川泰、小野崎孝輔、宮崎尚志、西脇久夫が担当している。 特に宮川泰の編曲がユニークで(銀色の道、恋のバカンス、愛のフィナーレなどがヒットした作曲家です。)半数の26曲を担当して、「春が来た」はヴィヴァルディの四季、「早春賦」はヨハン・シュトラウスの円舞曲「春の声」を冒頭に取り入れている。ラテン風、ジャズ風もある。でも、ボニージャックスは、雰囲気を取り入れて歌っているが、原曲の良さを壊すような歌い方はしていない。流石である。 |
| 日本コロムビア COCC-14216~17 (録音) ★★★★★ (2021.12.06) |
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| 天秤棒に心をかけて~《カルミナ・ブラーナ》より(オルフ) |
| 夜の女王のアリア~歌劇《魔笛》より(モーツァルト) |
| ナイチンゲールと薔薇~付随音楽《パリュサティス》より(サン=サーンス) |
| 鐘の歌「若いインド娘はどこへ」~歌劇「ラクメ」より(ドリーブ) |
| 影の歌~歌劇「ディノーラ」より(マイアベーア) |
| さようなら~歌劇「連隊の娘」(ドニゼッティ) |
| ああ、信じられない~歌劇「夢遊病の女」より(ベッリーニ) |
| 生垣に小鳥たちが~歌劇「ホフマン物語」(オッフェンバック) |
| さようなら、過ぎ去った日々よ~歌劇「椿姫」より(ヴェルディ) |
| お聴きなさい、蝉たちの声を~歌劇「お菊夫人」より(メサジェ) |
| 夏の名残の薔薇~歌劇「マルタ」より(フロトー) |
| 春の声(ヨハン・シュトラウス二世) |
田中彩子 (ソプラノ)
指揮 ピーター・イレイニ
ブダペスト・スタジオ・オーケストラ
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声楽には、バス < バリトン < テノール < アルト < メゾソプラノ < ソプラノ がありますが、ソプラノの更に上の声が「コロラトゥーラ」です。田中彩子は、そのコロラトゥーラの声の持ち主です。100年にひとりのハイ・コロラトゥーラ”として、アジア人に厳しいヨーロッパのオペラ界で、特別な存在になっているそうです。 ハイ・コロラトゥーラの音域で歌唱することを前提に作られた歌曲が「夜の女王のアリア」です。高音で演歌で言う「こぶし」が如何に回るかがポイントではないでしょうか。 今回もCDではなくて、ハイレゾをダウンロードしました。 |
| ハイレゾ音源 DSF 2.8MHz/1bit (録音) ★★★★★ (2017.05.09) |
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827) 交響曲第6番へ長調 作品68 「田園」
小池ストリングス (弦楽八重奏)
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ベートーヴェンの第6番は、やはりブルーノ・ワルター指揮・コロンビア交響楽団の演奏が自分にとってはベストだと思っています。それは今も変わりませんが、小池ストリングスの弦楽八重奏による「田園」を偶然に知ることができました。今までフルオーケストラの演奏によるものしか聴いてこなかったので、新鮮な気分で聴くことができました。これもアリだなぁと思います。第1楽章、第2楽章の小川の描写などは、フルオーケストラ版より弦楽八重奏版の方が、小川の流れ、ささやきなど細やかに描かれているようで、良い感じです。一度聴かれることをお勧めします。 小池ストリングスという団体は、この演奏で初めて知りましたので調べて見ますと、小池弘之を中心に 1992年に結成されました。クラシック・ポピュラーなどジャンルを問わない演奏活動を行っているようです。 CDも販売されているようですが、ハイレゾ音源の「E-ONKYO MUSIC」や「アマゾン」でダウンロード購入できますので、今回はダウンロードしました。 |
ハイレゾ音源 flac 96kHz/24bit (録音) ★★★★★ (2017.04.09) |
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ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899) ① ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870) ②
ヨハン・シュトラウス1世(1804-1849) ③
| 円舞曲「美しく青きドナウ」 作品314 (合唱付き) ① |
| アンネン・ポルカ 作品117 ① |
| 円舞曲「南国のバラ」作品388 ① |
| 常動曲 作品257 ① |
| 円舞曲「ウィーン気質」作品354 ① |
| ピチカート・ポルカ ①&② |
| 円舞曲「春の声」作品410 ① |
| 皇帝円舞曲 作品437 ① |
| 円舞曲「ウィーンの森の物語」作品325 ① |
| 円舞曲「わが人生は愛と喜び」作品263 ② |
| ラデツキー行進曲作品228 ③ |
| 円舞曲「美しく青きドナウ」作品314 ① |
アントン・カラス(チター)
指揮 ヴィリー・ボスコフスキー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
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待望のSACDによるボスコフスキーのウィンナ・ワルツ集がそれも定評があるエソテリックから発売されたので早速買ってみた。ボスコフスキー(1909-1991)は、クレメンス・クラウスからニューイヤーコンサートの指揮を1955年から1979年まで四半世紀に渡って指揮を務めて今日のニューイヤーコンサートの土台を築いた指揮者だといえる。 レコード全盛期のウインナ・ワルツと言えば、ロンドン・レコード(キング盤)から発売されていたボスコフスキーのウィーン・フィルによるものを愛聴していたので、SACD化されないものかと思っていたので即購入したしだいである。 やはり録音が古いので(主としてエソテリックは古い録音をSACD化している)デジタル録音盤より音が鮮明に前に出てこないように思えるが、ワルツを楽しむには何ら問題はない。「美しく青きドナウ」は、管弦楽曲として演奏されているが、当初は合唱曲として発表されたのであるが、合唱付きのこの曲を聴いたことがなかった。このSACDにはウィーン国立歌劇場合唱団が歌っている合唱付きが収録されている。この曲を聴けただけでもこのSACDを買ってよかったと思える。 |
| エソテリック ESSD-90129 SACD-HYBRID (録音) ★★★★★ (2016.02.29) |
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