フレデリック・フランソワ・ショパン(1810-1849)
バラード第1番ト短調作品23
ノクターン嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
スケルツォ第2番変ロ短調 作品31
フランツ・リスト(1811-1886)
巡礼の年第1年スイス 第8番「郷愁」
スペイン狂詩曲 S254
クロード・ドビュッシー(1862-1918)
前奏曲集第1集 第10番「沈める寺」
金子 三勇士(ピアノ) |
エソテリックのSACDは、録音は古いが名演奏と言われているものをSACD化して発売するといったスタンスでしたが、今回はオーディオ愛好者向け用に新録音されたものを発売しました。それと、エソテリックとオクタヴィア・レコードとの共同制作という珍しい試みを行っています。 富山県の北アルプス文化センターホールで収録されましたが、ホールの残響音等ホールの特性のみならず電源環境が優れているなどホール周辺の立地条件も考慮しています。その電源事情を考慮して録音は休日に行い、マスタリングは休日の深夜に行うといった徹底ぶりです。 今回のSACDの最大の特徴は、独ブラウナー・VM-1と独ノイマン・M-50Cという2種類の真空管式コンデンサーマイクで同時録音したものを収録してあり、録音マイクの違いを比較することが出来るという、面白い試みがなられているということです。(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます。) さて、バーン~~とバラードの冒頭の音を聞くと確かに音の広がりが全然違うように思います。2種類のマイクの違いですが、それほどの違いはありません。逆に、明確に違う方がおかしいのではないでしょうか。再生しているオーディオ装置にもよるのでしょうが、我が家の装置では(マランツSA-15S2、ラックスマンL-550AⅡ、タンノイ スターリングHE)そう感じます。強いて言えば、VM-1の方が円やかでホールの響きがよく収録されているように感じられます。 演奏している金子三勇士(かねこみゆじ)は、1989年生まれで現在東京音楽大学大学院に在籍中だそうです。2008年のバルトーク国際ピアノコンクール優勝等多くのコンクールで好成績を残しているそうですが、まだこれからの演奏家です。
このような企画を管弦楽でやってもらいたいものです。予算的に無理なら弦楽四重奏などどうでしょうか |
| エソテリック ESSO-10000 SACD・CDハイブリッド盤 (録音) ★★★★★ (2013.12.27) |
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ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)
円舞曲「美しく青きドナウ」 作品314
皇帝円舞曲 作品437
アンネン・ポルカ 作品117
ラデツキー行進曲 作品228
喜歌劇「こうもり」序曲
トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
円舞曲「うわごと」 作品212
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
常動曲 作品257
指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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ヨハン・シュトラウス2世のワルツ・ポルカ集を買った。(「うわごと」はヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870))1966年12月ベルリン・イエス・キリスト教会で録音されたもの。ベルリンフィルの指揮者になって11年経過して58歳のカラヤンの一番脂がのった時期ではないだろうか。カラヤンのウィンナワルツは、ヴィリー・ボスコフスキーのような踊ることを意識した演奏ではなくて、聴くためのコンサート風のきわめてシンフォニックな響きをもったものだと思う。カラヤンは、同じ曲を何回も録音することで知られているが、美しく青きドナウは6回、皇帝円舞曲も6回、こうもり序曲に至っては9回も録音している。録音回数が多いこと事態は何の意味もないことだが、SP、モノラル、ステレオ、デジタルと進化した録音技術に伴って再録音しているが、そのシンフォニックな演奏スタイルは変わっていない。 半世紀ほど前になる録音であるが、SACD-SHM仕様によって音が蘇って録音の古さを感じさせない音になっている。
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| ユニバーサル・ミュージック UCGG-9033 SACD (録音) ★★★★★ (2013.11.26) |
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ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 作品68
指揮 マルティン・ジークハルト
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
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ブラームスの交響曲第1番は、ベートーヴェンの交響曲第10番と言われているが、第1楽章冒頭のティンパニーの連打は「運命」の冒頭に通ずるものがあるし、第4楽章の主題は「合唱」の旋律とよく似ている。 指揮しているマルティン・ジークハルトは、1951年ウィーンで生まれ1986年にウィーン交響楽団で指揮者デビューしている。2003年にアーネムフィルの首席指揮者に就任した。オランダのアーネム・フィルハーモニー管弦楽団は、1889年にアムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団に1年遅れで創設されたという歴史を持つオーケストラ。2007年より小林研一郎が常任指揮者になっている。 録音も優秀であるが、若干、音に広がり感が弱いように思える。 |
| EXTON OVCL-00275 SACD・CDハイブリッド (録音) ★★★★★ (2013.10.17) |
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モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキー(1839-1881)
組曲「展覧会の絵」 ラベル編曲
交響詩「禿山の一夜」 リムスキー=コルサコフ編曲
歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲 リムスキー=コルサコフ編曲
指揮 エルネスト・アンセルメ
スイス・ロマンド管弦楽団
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最初にトランペットが演奏するプロムナードを聞くと、1959年録音というから昭和34年の54年前の録音とは思えないような見事な録音であることがわかる。全曲ノイズは聞き取れなかった。さすがデッカの録音である。エソテリックがSACD化する際に何らかの処置をしたのかは定かではないが、普通この年代の録音は何らかのヒスノイズがあるものだがわからなかったので、見事な録音というしかない。とは言っても54年前のステレオ録音なので、オブラートを一枚被っているのな感じがしないでもない。 アンセルメは4種類の展覧会の絵の録音があるそうだが、最後のこの1959年録音盤がベストだそうだ。アンセルメらしい表情豊かで、色彩感に溢れた演奏だと思われる。 |
| EXTON OVCL-00275 SACD・CDハイブリッド (録音) ★★★★★ (2013.10.17) |
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リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)
楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲
歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第1幕への前奏曲
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
歌劇「タンホイザー」序曲
指揮 エド・デ・ワールト
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
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「ニーベルングの指環」を除くワーグナーの管弦楽集である。指揮をしているワールトは、1941年生まれで初めはオーボエ奏者だったが指揮者に転向した。オランダ放送フィルとは、1989年から2004年まで首席指揮者を務めた。この間にオランダ放送フィルのレパートリーは強化され、大規模なオーケストラ曲を得意とするワールトに対応できるオーケストラになったようである。マイスタージンガー前奏曲は、ハ長調、4/4拍子による力強く堂々たる曲であるが、ワーグナーを得意とするワールトがこの曲に相応しい演奏を聞かせてくれている。 SACDらしく音の奥行き、広がりもよく録音も良い。 |
| EXTON OVCL-00153 SACD・CDハイブリッド盤 (録音) ★★★★★ (2013.09.01) |
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ファーディ・グローフェ(1892-1972)
ミシシッピ組曲
組曲「グランド・キャニオン」
組曲「ナイアガラ大瀑布」
指揮 ウィリアム・ストロンバーグ
ボーンマス交響楽団
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| アメリカの作曲家グローフェは、ヴィオラ奏者として出発したが、ジャス・バンドに入りガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」の編曲で名声を得た。作曲家としての代表作は、組曲「グランドキャニオン」で壮大な渓谷をオーケストラによって写実的に描かれている。第3曲が「山道を行く」はウエスタン風で最も有名な曲。そして第5曲の「豪雨」、組曲「ナイアガラ大瀑布」の第1曲「瀑布の轟き」、第4曲の「ナイアガラの力」はハンマーの音やサイレンの音と思われるところもあり、迫力があって面白い。オーディオ的にも再生能力がテスト出来て面白い。滝といえば、ビクトリアの滝、ナイアガラの滝、イグアスの滝が、世界三大瀑布であるが、単なる観光だけでなく、この落差を利用して水力発電に利用したら強力な再生エネルギー施設になるのでは・・・・ 日本の各地の滝も・・・ 音楽と関係ない話だが、「ナイアガラの力」を聞いて、ふと思ったので・・・ |
| NAXOS 5.110002SACD(輸入盤) SACD・CDハイブリッド盤 (録音) ★★★★★ (2013.7.18) |
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1765-1791)
交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
交響曲 第40番 ト短調 K.550
交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
ラファエル・クーベリック (指揮)
バイエル放送交響楽団
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SONYが発売していたCDをESOTERICがSACD化したもので、SACDを規格化はソニーであったのにこの頃はSACDにあまり熱心ではないように思える。その点エソテリックは過去の名盤をSACD化して発売している。一般のレコード店では販売していなくて、オーディオ取扱店に特化して発売している生産限定品である。アナログ録音をSACD化が多かったが今回はデジタル録音されたものであったし、クーベリックのモーツァルト・後期交響曲のCDは、愛聴盤でもあったので早速買ってみた。後期交響曲の中でも人気の3曲が収録されている買得感があるSACDだ。クーベリックの演奏の特徴はテンポではなかろうか。やや遅めのテンポであるが、これが絶妙にマッチしているように思える。 従来のCDと聴き比べてみた。デジタル録音されたものであるので、大きく音の変化はないが薄いカーテンを一枚取り払ったような感じの、音の鮮明度、広がり、奥行きが感じられた。それと汎用のプラスチック・ケースに説明書を入れただけのCDより、デジパック仕様のSACDなので存在感があって良いものだ。 |
| ESOTERIC ESSS-90060 SACD・CDハイブリッド盤 (録音) ★★★★★ (2013.6.30) |
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原 田 直 之 民 謡 集
江差追分 津軽じょんがら節 秋田船方節 南部牛追唄 最上川舟唄
お立ち酒 佐渡おけさ 新相馬節 会津磐梯山 八木節 小諸馬子唄
越中おわら節 よさこい節 貝殻節 黒田節 刈干切唄
原田直之 (唄)
コロムビア・オーケストラ
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今回は、民謡である。日本の民謡は58000曲あると言われている。民謡は労働を歌ったもの、音頭・盆踊り唄が多い。昔の日本は食糧事情が悪いうえに厳しい労働を強いられていたので、歌を歌うことによって厳しい労働の疲れを癒していたのでないだろうか。そんな民謡を原田直之が歌っている。DISC倶楽部というところが発売しているが、街中の店舗では販売していなくて、高速道路のサービスエリアの売店でのみ販売している。
民謡と言えば三味線、尺八、太鼓などで歌うことが多いが、このCDはオーケストラが演奏している。従ってスケールの大きい民謡になっている。南部牛追唄、最上川舟唄、刈干切唄が印象に残る曲である。
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| GES-13139 ステレオ (録音) ★★★★★ (2013.5.23) |
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フランツ・ペーター・シューベルト(1797-1828)
歌曲集「冬の旅」 D911 作品39
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
マレイ・ペライア(ピアノ)
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この歌曲集は、恋に破れた青年が生きる望みを失って、凍てつく冬のさなかを彷徨って体験することを歌ったもので、全編に漂う絶望的な暗さは、シューベルト自身の死を予感したかのような深い溜息が聞こえてくるようである。歌曲集の「美しき水車小屋の娘」と同様に「さすらい」という共通のテーマがあり、旅に出た粉屋の青年が水車小屋の美しい娘に恋をして失恋をして川に身を投げるという、美しき水車小屋の娘に続くものである。
歌っているディースカウは、この曲を7回も録音している。1955年、62年、72年にムーアと65年にデムス、79年にバレンボイム、85年にブレンデルと、そして1990年65歳で7度目の録音をマレイ・ペライアとしたのがこのCDである。同じ曲を7度も録音するどういう心境なのか。以前の録音では納得できないということなのか。モノーラル、ステレオ、デジタルと録音が高音質化により再録音ならわかるだが・・・
このCDはソニーがブルーレイディスク製造技術をCDに応用したものを、2008年に「Blu-spec CD」として発売したが今回更に改良を加えた「Blu-spec CD2」を販売したので買ってみた。ソニーは、SACDを開発したのに最近はSACDに力を入れていないのか、販売がほとんどないように思われる。その音質であるが比較するCDを持っていないのでその効果はわからないが、このCDを聞くかぎりでは定位、音の広がりはなかなか良いものである。 |
| SONY SICC-30110 BSCD2 (録音) ★★★★★ (2013.4.17) |
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合唱による日本の歌 ふるさと/赤とんぼ
~ 四季折々の歌を集めて~
朧月夜、春の小川、夏の思い出、箱根八里、この道、里の秋、
ちいさい秋みつけた、野菊、冬景色、ペチカ、他全50曲
指揮 浅 井 敬 壹
合唱団 京都エコー
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この「合唱団京都エコー」は、京都に世界一の合唱団を」という夢を描いた浅井敬壹によって1963年に13名で結成された合唱団で現在は90名を超える合唱団に成長したアマチュアの混声合唱団である。このCDを聞いているとアマチュアと思えないハーモニーであると言える。このCDは春夏秋冬の季節を感じさせる日本の歌を50曲、混声合唱を主に、男性合唱、女声合唱やピアノ伴奏やアカペラと色とりどりの合唱集である。
録音も良く女声、男声がきれいに広がって合唱を聞いている実感がする。 |
| 東芝EMI TOCF-56003~4 ステレオ (録音) ★★★★★ (2013.3.20) |
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エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ(1843-1907)
ピアノ協奏曲イ短調作品16 ペーター・チャイコフスキー(1840-1893)
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
清水和音 (ピアノ)
指揮 小林研一郎
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
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グリーグは、ピアノ曲の小品を数多く作曲しているので「北欧のショパン」と呼ばれることがある。協奏曲はこの一曲しか作曲していない。この曲は、ティンパニ連打で始まるのが印象的であるが、この冒頭部分の演奏で甲乙の判定が付けられるのではと、自分では思っている。このSACDでは中心に、こぢんまりとまとまってしまって全然迫力がない。音の広がりもない。ガッカリする出だしであるが曲が進につれてそうでもなくなってくる。
チャイコフスキーの方は、出だしから音の広がり、奥行きは十分感じられる。グリーグもこのように演奏して欲しかった。その他の部分は録音も良いので優秀録音とした。 |
| 東芝EMI TOCF-56003~4 ステレオ (録音) ★★★★★ (2013.3.20) |
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ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908)
交響組曲「シェエラザード」作品35
交響詩「サトコ」作品5
スペイン奇想曲作品34
アルトゥール・ピアァーロ(ピアノ)
ヴィタ・パノマリオヴァイテ(ピアノ)
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シェエラザードは、管弦楽曲として人気のある曲であるが、ピアノ・デュオのシェエラザードがあったので、おもわず買ってしまった。シェエラザードとスペイン奇想曲は、リムスキー=コルサコフ自身がピアノ・デュオ用に編曲している。スペイン奇想曲と同様に独奏ヴァイオリンと管弦楽というスタイルで、演奏されるのを日頃から聴いているので、ピアノ曲を聴くとムソルグスキーの展覧会の絵と同様に、迫力がないので物足りない感じがするが、ピアノならではの雰囲気でアラビアンアイトの世界を描いており、これはこれで良いものである。
女流ピアニストのヴィタ・パノマリオヴァイテは、アルトゥール・ピアァーロにとっては教え子であり友人でもあるので、イキのあった演奏を聴かせてくれる。録音も優秀で音の広がりは申し分ない。お勧めの一枚である。 |
| LINN CKD-293(輸入盤) SACD・CDハイブリッド (録音) ★★★★★ (2012.11.10) |
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1765-1791)
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
指揮・ピアノ ヴラディーミル・アシュケナージ
フィルハーモニア管弦楽団
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今までデジタルのSACDやCDを聞いてきたが、今回はアナログのLPレコード。最近レコードプレーヤーを更新したので、デジタル録音されたアナログ・レコードを購入した。1982年盤で定価2800円を中古で300円で入手した。CDも持っているので早速聞き比べてみた。「ウーン!変わらないなぁ~」というのが第一印象。同じものを聞いているので、変わらないのが当然かもしれない。時々のジリパチの雑音とCDと同じ音量にするにはボリュームを上げなければならないのを除くと・・・・
モーツァルト最後の協奏曲27番は、死の年の1791年1月に完成したが死を予感したかのような澄み切った青空のような清々しさと明るさが溢れていている。特にピアノと管弦楽が対話するように演奏される第二楽章がよく現れているように思える。
アシュケナージの演奏も、全体に漂う清々しさを詩情豊に表現しているところが良いと思える。この頃は指揮の方に力を入れているようだが、ピアノ演奏も忘れずに・・・
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| ロンドン L28C-1124 デジタル録音(LPレコード) (録音) ★★★★★ (2012. 5. 13) |
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フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ペーター・チャイコフスキー(1840-1893)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
川久保 賜紀 (ヴァイオリン)
下野 竜也(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
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川久保賜紀(かわくぼたまき・1979年10月生)は、2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールに優勝、2002年チャイコフスキー国際コンクール第2位(1位無し)で一躍注目を集めた。このSACDは、2004年に録音したもの。サラサーテのコンクールで優勝したのに、サラサーテの名曲「ツィゴイネルワイゼン」の録音が無いようである。このCDは、「メンチャイ」と呼ばれているように誠にポピュラーな組み合わせのCDである。下のヤッシャ・ハイフェッツの演奏とまた違った新鮮な印象を受ける。
録音もヴァイオリンが一歩前に出て定位して優秀な録音である。川久保が弾いているヴァイオリンは、1707年製のストラディヴァリ「カテドラル」だそうだ。
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| エイベックス AVCL-25018 SACD・CDハイブリッド盤 (録音) ★★★★★ (2012. 2. 3) |
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フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ(1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団
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ヤッシャ・ハイフェッツは、鮮やかなテクニックでストレートな演奏をする。テクニックを遺憾なく発揮した演奏に、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は、ヤッシャ・ハイフェッツ盤がベスト録音ではないだろうか。この2曲の演奏も他の演奏者と一線を画すものと思える。
音質は、ベートーヴェンは1955年11月、メンデルスゾーンは1959年2月の録音をSACDにしたものだが、SACD化により音質は向上していると思われるが、なにぶん録音が古いので1~2枚のオブラートに包まれたような感じがする。
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| BMG BVCC-37417 SACD・CDハイブリッド盤 (録音) ★★★★★ (2012. 1. 1) |
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