大原の地一帯は、昔から魚山と呼ばれて仏教音楽である天台声明(てんだいしょうみょう)の修行の地で、三千院(さんぜんいん)は天台宗山門派の門跡で、別名「梶井門跡」と呼ばれています。最澄(767~822)が比叡山に根本中堂を造営するときに東塔・南谷の梨の木の下に一宇を建てたのが起源ということです。平安末期に門跡寺院となり、鎌倉時代に市中の船岡山麓に移りましたが、応仁の乱で焼失したために、今の大原に移ったそうです。
 往生極楽院の周囲は、木立、杉苔に囲まれた回遊式庭園で、作家の井上靖が「東洋の宝石箱」と賞賛しています。
 

 三  千  院  京都市左京区大原来迎院町540      ☎ 075-744-2531
  8:30~17:00   700円