「廬山寺(ろざんじ)」は、円浄宗の本山で938年(天慶1年)元三大師(慈慧大師良源)が北山に与願金剛院を開いたのが始まりという。天正年間(1573~1592年)に豊臣秀吉によって現在地に移された。1964年(昭和39年)にこの地は「源氏物語」の作者紫式部の住居跡だったことが判明し、源氏の庭が造られた。白砂を敷き、苔を配し、紫色の桔梗の花が咲く庭である。2月の節分には、赤・青・黒の3匹の鬼が宝剣、斧、槌をもって踊る「鬼の法楽(ほうらく)」が演じられることでも有名である。
 「蓮華寺(れんげじ)」は、天台宗の寺で加賀藩の家老今枝重直(いまえだしげなお)がこの地に出家して寺を建てるつもりであったが、1627年(寛永4年)に没したため孫の近義(ちかよし)が遺志を継ぎ蓮華寺をここに移した。木下順庵、石川丈山らが協力したそうである。庭園は池泉廻遊式の名園として知られ、詩仙堂の石川丈山の作庭といわれている。本堂前の灯籠は蓮華寺型と呼ばれ上部の笠が急勾配の珍しいものである。
 

 廬 山 寺 京都市上京区北之辺町397 ☎ 075-231-0355
  9:00~16:00    500円   
       
 蓮 華 寺 京都市左京区上高野八幡町1 ☎ 075-781-3494
  9:00~17:00   400円   
     公式サイトなし