旧邸御室(きゅうていおむろ)は、昭和12年(1937)に建てられた、数寄屋造りの見事な装飾が随所に見られる郊外邸宅建築ですが、その設計者および建設目的は不明です。
 また、所有者の変遷も定かではありません。昭和44年(1969)に、当時、住居として所有していた大手酒造会社役員・四代目阿部喜兵衛より、現オーナーの父である株式会社山三製材所社長の山本三夫が購入し、平成28年(2016)11月、国登録有形文化財に登録されました。
 築86年の旧邸御室は、500坪敷地に網代の天井、一本木の敷居、22畳の開放的な大広間には一枚板のテーブルが庭の木々の緑を映しています。双ヶ岡を利用した借景庭園には、15の灯籠があり、坂を登ったところに茶室・待合室があり、庭園を一望できます。
 主屋、壁、土蔵、茶室双庵、茶室御待合所の5ヵ所が有形文化財に登録されて、昭和初期の高貴な郊外邸宅建築の様子を知ることができます。

旧 邸 御 室 京都市右京区御室岡ノ裾町5 ☎ 075-366-0376
一般公開 毎年5月中旬~6月上旬  10:00~16:30 1000円