真言律宗の「長久寺(ちょうきょうじ)」は、聖武天皇の勅願により天平2年(730)に行基が創建しました。
延暦年間(782-806)に、藤原良継が寺観を中興して隆盛しましたが、文明5年(1473)の応仁の乱に破れた山名宗全の残党たちにより伽藍は被害をうけ、更に天正5年(1577)の織田信長により寺領を没収されるなど衰退しました。また、明治になり廃仏毀釈により更に衰退しましたが、昭和になって弘安2年(1279)建立の本堂が修理され、その頃から現在の寺勢を取り戻しました。
境内には、法華院、円生院、薬師院、宝光院の子院があり、寺の鎮守社の伊弉諾神社(いざなぎじんじゃ)があります。
また、境内には多くの紫陽花が植えられていて、あじさいの寺としても知られています。 |
長 久 寺 (法華院) |
奈良県生駒市上町4443 |
☎ 0743-78-2437 |
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9:00~16:00 散策自由 |
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