詩仙堂は、京都市左京区一乗寺門口町にある。江戸初期の文人石川丈山が隠棲した。丈山は、三河国(愛知県安城市)に生まれた。石川家は代々徳川譜代の臣で、丈山も家康に仕えたが、33歳の大坂夏の陣で徳川家を離れ、58歳で詩仙堂を造営して1672年90歳で没するまでここに隠棲した。詩仙の間とよばれる堂内の四方の壁に、三十六歌仙に倣った中国漢・晋・唐・宋の詩人36人の肖像を狩野探幽に描かせ、その詩を丈山が書いて四方の壁に掲げたことから詩仙堂というようになった。庭の、サツキは見事で5月には美しい花を咲かせている。また、鹿脅し(ししおどし)のカーンという乾いた音が庭に響き静寂さを見事に演出している。1966年(昭和41)からは曹洞宗永平寺の末寺となり、詩仙堂丈山寺という。
 この辺を一乗寺といいますが、平安中期から中世にかけてこの辺りに一乗寺という天台宗の寺があったそうですが、南北朝の動乱以降に衰えて廃絶したので、一乗寺という名のみが残ったとのことです。詩仙堂の隣に八大(はちだい)神社があります。1294年に創建され応仁の乱で兵火にあい、1596年に再建された神社ですが、ここに宮本武蔵が吉岡一門とこの一乗寺下り松で決闘した当時に植わっていた松の古株が保存されています。この古株にお詣りすると勝負事が強くなるといわれています。株、競馬、麻雀、パチンコなど強くなるそうですよ。境内には、宮本武蔵のパネルが多く飾ってありますが、今NHKで放送しているものでなく原作は同じ吉川英治ですが、内田吐夢監督、中村錦之助主演の東映映画のものです。佐々木小次郎は高倉健、お通は入江若葉です。名作といわれた映画ですから、テレビと大分差があるように思います。 

 詩  仙  堂 京都市左京区一乗寺門口町27 ☎ 075-781-2954
  9:00~17:00   500円   
       
 八 大 神 社 京都市左京区一乗寺松原町1 ☎ 075-781-9076 
  9:00~17:00   散策自由