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 除 電 ブ ラ シ

  
最近は、USBーDACとパソコンを使用したPCオーディオが音楽を聴く中心
 でしたが、レコードを聴くことも多くなってきました。デジタル音楽中心の昨今
 ですが、アナログ音楽も捨てたものではないと原点復帰です。
  デジタル音楽に移行した最大の理由は、レコードは傷が付く、静電気でゴ
 ミが付着して、あのジリ・パチの雑音が発生することでした。レコードの傷は
 いつの間にか原因不明で付いてしまい修復は不可能ですが、ジリパチはこ
 まめに清掃あるのみと、レコードクリーナーでその都度行ってきたところで
 す。
  乾式の「ジェスタックス ARC-100」と湿式の「オーディオテクニカ AT6017」で行ってきましたが、ARC-100はレコードの溝にフィットして細かなゴミを1カ所に集めることは抜群です。問題は、この集めたゴミをどのようにレコードから取り除くかということです。カメラ用ブロアーでは、吹き飛ばすことは出来ないのでAT6017で行っていました。
 今回オーディオ雑誌で、除電ブラシというものを知りました。随分昔から販売されているものを今頃知るとは遅れ
ています。高価な品物(オーディオ用品は何でも高い!!)ですが、試しに購入しました。同じようなものが同価格で
2種類ありましたのでどちらにするか迷いましたが、警察の鑑識で指紋検出に使用されている製品だとあったのが
決め手になって、「SFC SK−V RHODIUM(SK3-N)」に決めました。
 取扱説明によると、「ブラシで数回撫でると帯電の80%を除去する。」、「帯電をゼロにするには、さらにティッシュ
ペーパーを水に濡らし、よく絞ったペーパーの端をレコード表面に当てる。」とありました。
 そこで、@ ARC-100でゴミを集積 A ブラシでゴミを除去 B AT6017で仕上げ という方法で行っています。
このブラシで数回掃くと綺麗に除去できます。確かに効果はあります。
 レコードだけでなく、CD、DVD、カートリッジ、トーンアームの静電気除去にも応用できます。久し振りに効果が確
認出来た製品でした。値段が高い、それと収納ケースがないことが欠点です。 MADE IN JAPAN となっていたの
も良いですね。この種類の製品は、今では日本製はほとんどありませんから・・・・

                                            (2020.12.27)