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今回は、バイワイヤリング接続についてです。一度試したことがありますが、そのときは高音がまろやかな音が好みなのに、硬い金属的な音がしたのでスピーカーケーブルを少し切り取ってジャンパーケーブルとして使用。アンプからのケーブルは高音部に接続して聞いていました。
 最近買ったブラームスの交響曲第1番、第2番のSACDを聞くと音に広がりが無く、音に霧がかかったようなスッキリとした音が聞けなかった。SACDなのにこんな音しか聞けないのかと、いささかガッカリしていたのですが、フッとバイワイヤリングにするとどうなるのかと頭に浮かんだものですから、余っているケーブルを使って試してみることにしました。すると以前に試したときと違って音は広がり高音・中低音のスッキリとした音に聞こえました。いろいろなCDを聞いても以前のような硬い金属的な音は出てきません。アンプ等のエージングが進んで角が取れてきたからでしょうか。これならばと本格的にバイワイヤリング接続にすることにしました。
 アンプもA・B二つのスピーカーが接続が可能で、A+Bで同時に鳴らすことも出来るため、Aに
ウェスタンエレクトリック(Western Electric)の「WE−16GA」を使用してスピーカーの高音部に接続、Bに同じく「WE−14GA」を使って低音部に接続することにしました。更にスーパーツィーターには「WE−18GA」を使って高音部から分岐接続しました。
ケーブルは、すべて同じものを使用するという人もいますが、予算の関係もありこのような配線にしました。                                          

区  分 直 径 芯 線 芯線数 芯線の仕様 アンプの接続 SPの接続
WE−14GA 3.45mm 0.25mm 41本 銅線に錫メッキ B系統端子 低音端子
WE−16GA 2.74mm 0.25mm 26本 A系統端子 高音端子
WE−18GA 2.44mm 0.22mm 16本 SuperTweeter

 さて、問題の音ですが中・高音はクリアな音になりますが、金属的な音にはなりません。低音は、音圧が増したのか迫力が増加したように感じられます。あくまでも自分の耳ではこのように聞こえたという感想です。バイワイヤリングは、以前は良くなかったが今回は良くなったというように、システム環境に大きく左右されるのでやってみないとわからないというのが結論のようです。趣味のオーディオは何かと高くつきますね。
                                            

                                                      (2013.03.11)