戻 る




 WesternElectric WE-16GA  
RACケーブルが決まったら今度はスピーカーケーブルを購入しました。これもピン・キリで、こう言っては語弊がありますが、「スピーカーケーブルなど100円/mの電線でよい」という人もいれば、ウン十万もするケーブルも販売されています。その音の印象を言葉に置き換えるのは難しいのに、よくわからない言葉を使って論評しているオーディオ評論家が、貴金属で作られたような高価なケーブルを推奨しているオーディオ雑誌をよく見かけます。記載している雑誌も各メーカーの広告料で維持しているのでしょうから・・・・ まぁね。その点、車の雑誌は白黒をハッキリさせているでいるのに、何故こうも違うのでしょうか。
 それはさておき、メーター100円ではないですが、ウェスタン・エレクト

リックの「 WE−16GA」というケーブルを購入しました。
 このアメリカの会社はすでに解散しているのでビンテージ物のケーブルになります。300Bという真空管も高額で取引されています。でも、最近このケーブルを製造していた会社が当時の仕様どおりに生産したものが販売されたようです。現代においては、細すぎると言ってもよいほど細いケーブルですが、表面は繊維で被膜されている凝った作りになっています。
 さて肝心の音ですが、これはフラットななかなか良い音だと思います。現代の太いケーブルの方が良さそうに思えますが、WE−16GAなかなかやるなと思いました。世間でそれなりの評価を得ているケーブルを買ったので、心理的作用で良い音に聞こえるのかもしれません。まぁ、趣味のオーディオですからそれで良いのかもしれません。「ブラインド・テスト」をしたら100円/mの電線と判別できないだろうと思いますが、趣味の世界ですからいい音と思えたら、それもそれで良いのかと・・・・ 高価なケーブルもこの範疇で存在しているのでしょう。

 それとまたまた憎まれ口になりますが、矢印などで方向を示したケーブルがありますよね。アンプに接続するのはこちら側ですよと明示してあるケーブルのことです。ケーブルは、溶かした銅を細い管から噴出させて製造するものだと理解しています。アンプに接続するのは、先に押し出された方なのか、後から出てきた方なのか、どちらのでしょうか。製造工程を考慮すると方向性など無いと思いますがいかがでしょうか。
 
         
『高級オーディオは「ブラシーボ効果」というものがあるために存在している。』

 
が、今日の結論です。

                                            (2012.2.20)