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京のオーディオ店

 オーディオのキムラ 閉店挨拶状   このほど、京都市北区一条通西大路にある「オーディオのキムラ」から、このようなハガキが送られてきました。1950年の創業以来60年にわたって営業してきたが、この度閉店することになったという内容のものでした。この店は、中古オーディオの専門店で店主の木村さんは、オーディオは真空管アンプが良いと言っておられて店に行くと真空管アンプでレコードではなくて、SACDのクラシック音楽が流れていました。現在愛用しているタンノイの「スターリング/HE」と同スーパーツイーター「ST-25」は、ここで購入しました。京都では数少ないオーディオ専門店が無くなるのは非常に残念ですが、木村さんはご高齢のようですのでこれも致し方ないと思わざるを得ません。店は、3月末までは開店しているとのことでした。

 この他に、行ったことがある京都のオーディオ店は、南区上鳥羽南唐戸町に「BBGオーディオ京都店」があります。ここも中古専門店で、LPレコードも沢山あります。店長の松島さんは、気軽に聴くのはCDだが本格的に聴くときはレコードの方が素晴らしいとレコード鑑賞を勧めるアナログ派です。レコードプレーヤーは、現在の新製品よりレコード全盛期に作られた中古プレーヤーを買う方が安くて音がよいということです。特にトーンアームの性能が全く違うと力説されていました。それとダイレクトドライブよりベルトドライブの方が良いように思うとのことでした。ラックスマンのPD-131にFR(フィデリティ・リサーチ)のトーンアームが装着されたものと、トリオのプレーヤーに同じカートリッジ(DL-103)を付けて聞き比べをしましたが、レコードに付きもののジリパチの雑音がトリオは普通に聞こえましたが、ラックスマンの方は同じように聞こえますがトリオほど気になりません。音楽そのものは同じような感じで聞こえるのに・・・・ これが、値段の差かと雑音で知ったしだいです。確かにわが家のプレーヤーで聴くのと格段によい音がして心を動かされそのプレーヤーが欲しくなります。因みにわが家のは、DENONのDP-790にDL-103で聴いていますが、店長曰わく「DL-103が泣いている」だそうですが、すでにCDに舵を切り、更にSACDに舵を切っていますので今さらアナログに戻れないという思いもあります。また、レコード探しに多くの時間が必要なのも考えものです。
ラックスマンに知り合いがいるということで、L-550AUはここで購入しました。

 他に中古店は、河原町二条の日本銀行の向に「ハイファイ堂京都店」があります。 
 
 新製品を扱う店は、JR京都駅周辺にある「ビッグカメラ」と最近オープンした「ヨドバシカメラ」があります。ヨドバシの方がオーディオの商品が多いです。オーディオ取り扱い店が一つ増えて喜ばしいことです。昔は、京都の電気街は寺町と言われて「飛燕堂」「谷山無線」「ニノミヤ無線」「中川無線」があり各店で試聴が出来たのですが、今は谷山無線以外は無くなってしまい寺町も寂しいものになっています。特に飛燕堂が無くなったのが寺町の衰退を決定的なものにしました。
 私が知っている京都のオーディオ店はこんなものですが、他によい店があったら教えて欲しいものです。 大阪・日本橋の電気街のオーディオ店も、シマムセン、河口無線、共電社、逸品館は行ったことがあります。大阪も電気店が少なくなっています。

                                                  (2011.1.29)